イーサリアム現物ETF、7月4日までに最終承認か|ロイター報道
米国証券取引委員会(SEC)は26日、暗号資産(仮想通貨)であるイーサリアムの現物ETFの承認を早ければ7月4日までに行う可能性があることが判明した。
これは、ロイター通信が匿名の情報ソースを引用して報じたことで分かった。
イーサリアム(ETH)現物ETFは、5月に取引所への商品登録を可能にする19b-4フォームが承認されており、最終的にS-1フォームの承認が下りれば取引の開始ができる状態になっている。
ETH価格は、過去24時間で-0.32%と横ばいを続けている。
8つの企業が申請中
同ETFは、執筆時点で8つの資産運用会社(ブラックロック、ヴァンエック、グレースケールなど)がSECに発行を申請している。
これら企業のほとんどは1月、イーサリアムよりも時価総額の高いビットコイン(BTC)の現物ETFを発行開始している。
ビットコインの現物ETFは、1月の取引開始時から執筆時点までに約140億ドル(2兆2000億円)以上の資金が流入している。
そのためイーサリアムの現物ETFが取引開始すれば、最初の5ヶ月間で31億ドルから48億ドルの資金流入が見られるという予想もある。
またその後、ソラナ(SOL)やリップル(XRP)の他アルトコインのETF承認の可能性も高まることが予想されている。
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ETF発行者の動き次第
SECのゲーリー・ゲンスラー委員長は25日、ETFの審査は順調に進んでおり、取引開始日は発行者がSECの質問にどれだけスムーズに回答できるかに左右されると述べた。
同氏は以前、ETF上場の承認は今年の夏の終わりごろになる可能性があるとも述べている。
イーサリアムETFの上場は今夏を予定か|SECゲンスラー委員長発言