イーサリアムETF、100万ETH以上の資金流入に貢献か|K33リサーチ

Naoki Saito
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イーサリアムETF取引開始後の分析

デジタル資産業界の分析機関であるK33リサーチは4日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の現物ETFの取引が米国で開始された後の市況を分析したレポートを公開した。

同レポートは、現物ETFの取引開始後の最初の5ヶ月間で31億ドルから48億ドルの純流入が見られると予想した。

これは、執筆時点のイーサリアム価格で80万ETHから126万ETHに相当し、総トークン流通量の0.7%から1.05%に相当するという。

現物ビットコインETFの市況から予想


同レポートの内容は、1月に現物ETFの取引が開始しているビットコイン(BTC)の市況から試算され作成された。

現物ビットコインETFは、1月の取引開始時から執筆時点までに140億ドル(総トークン流通量の5%)以上の純流入が見られる。

ビットコインETFの純流入額

また3月には、史上最高値となる7万3800ドルを記録した。

この市場の動向から、イーサリアムの現物ETFの純流入が算出され、ETH価格の上昇につながる可能性が高いと予想されている。

米国証券取引委員会(SEC)は5月23日、米国の現物イーサリアムETFの19b-4フォームの承認を下した。

しかし、取引開始にはS-1フォームの申請と承認が必要となるため、実際のローンチは数週間から数ヶ月後と予想されている。

現物ETF(商品名:ETHA)の承認が下りているグレイスケールは5月29日、S-1フォームの提出を行った。

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ステーキング報酬を提供しないことによる意見


今回承認された現物イーサリアムETFは、ステーキング報酬を提供しない。

これは、米国証券取引委員会(SEC)から有価証券性を指摘されることを回避するためであると考えられている。

そのため、購買需要の低下につながるとの主張も見られているが、同レポートは以下のように反対している。

「欧州やカナダで提供される現物イーサリアムETFの98%以上が、ステーキング報酬を含まない商品となる。これは、ステーキングがないことが投資家の需要を左右することには繋がらないとことを示唆している。」