ワールドコイン、Alchemyと提携|今夏発売の独自レイヤー2のインフラ強化
人間検証を目的とした暗号資産(仮想通貨)プロジェクトであるワールドコインは26日、Web3インフラ構築プラットフォームAlchemy(アルケミー)と提携したことを発表した。
同プロジェクトが開発しているイーサリアム(ETH)レイヤー2「World Chain」のインフラ強化が目的となっている。
また、同プロジェクトに登録されるWorld ID(本人情報)とWeb3インフラを統合し、世界中の開発者がシームレスにWorld IDへアクセスできるようにすることを目指す。
ワールドコインの発行する仮想通貨WLDトークンの価格は、過去24時間で-3%以上下落している。
今年後半にメインネット公開
ワールドコインは、AI企業OpenAIのサム・アルトマンCEOが立ち上げたプロジェクトであり、世界160ヵ国1000万人以上のユーザーを獲得している。
同プロジェクトは4月、World ID保有者の体験向上や機能拡張を狙った独自のレイヤー2チェーンとして「World Chain」を発表した。
World IDは、Orb(オーブ)と呼ばれる端末で眼球の奥にある虹彩を読み取ることで取得する本人情報。虹彩認証を行わないユーザーには、「World ID 2.0」の提供もしている。
同プロジェクトによると、このWorld IDはすでに世界600万人以上のユーザーが登録しているという。
World IDを保有する同チェーンのユーザーは、定期的なガス手当としてWLDトークンを取得したり、ボット(Bot)よりも優先的にトランザクションを通すことが可能になるという。
World IDの登録は、ワールドコインのアプリをダウンロードし、アプリ内の指示にし高いながら作成することができる(虹彩認証は予約が必要)。