イーサリアムETFは7月2日までに取引開始か|ブルームバーグ分析家
ブルームバーグに在籍するエリック・バルチュナスETFアナリストは15日、イーサリアム現物ETFの取引開始日の予想を更新した。
同氏は、「イーサリアム現物ETFの立ち上げ予定日を7月2日に前倒しする。」と述べた。
この背景には、米国証券取引委員会(SEC)のスタッフがETF発行企業にS-1フォームに関する新たなコメントを送信し、1週間以内に返答するよう求めていることがあるという。
暗号資産(仮想通貨)のETH価格は15日、約3300ドルの安値をつけたのち、執筆時点の直近高値である約3600ドルまで上昇した。
週末休み前に最終決定か
SECは5月、ブラックロックやフィデリティなど8つのETF発行企業が提出した現物ETFに関する19b-4フォームを承認した。
しかしETF商品の上場には、最終的にS-1フォームの承認が必要となっている。
そのため、ETF発行企業は、S-1フォームを提出し承認を待っている。
SECのスタッフは、ETF発行企業へ現物ETFの取引開始の承認を求めるS-1フォームに関して「特に問題はなかった」という旨のコメントを送付。
コメントへの返答は、1週間以内に行うよう求めているという。
ETF発行企業が今週中に返答し、SECがその翌週にS-1フォームへ最終決定を下す可能性が高いと考えられる。
そのため同氏は、週末休み明け(7月2日)には取引が開始されるという予測をしたという。
上場は今夏を予定|ゲンスラー委員長
SECのゲイリー・ゲンスラー委員長はこのほど、イーサリアムの現物ETFの上場時期は今年の夏の終わりごろになる可能性があると述べた。
また、一部予想で現物ETFの取引開始は、数週間から数ヶ月間後予想されている。
イーサリアムの現物ETFが取引開始すれば、100ETH前後の資金流入が見られるだろうという予想がある。
イーサリアムETFの上場は今夏を予定か|SECゲンスラー委員長発言