イーサリアムL2マントル、新たにステーキングキャンペーン開始
![マントルの新しいステーキング企画](https://cimg.co/wp-content/uploads/sites/6/2024/07/02133226/1719894746-a264eb06-3264-40e0-89b1-20fabbe8abdenokopi-1.jpg)
イーサリアムのレイヤー2ネットワークであるMantleは1日、「Methamorphosis(メタモルフォーシス)」と呼ばれる新たなステーキングキャンペーンを開始した。
同キャンペーンでは、暗号資産(仮想通貨)のmETHを保有および使用することで、将来発行されるCOOKトークンのエアドロップ獲得につながる「Powder(パウダー)」を配布する。
今回開催されるのは、キャンペーンのシーズン1となっており、10月まで100日間続く予定だという。
同プロトコルが発行するMNTトークン価格は、過去1週間で+4%以上上昇している。
保有および使用で報酬獲得
同キャンペーンは、mETHの保有およびMantleと提携するエコシステム(PendleやEigenLayerなど)で使用することで、仮想通貨エアドロップにつながるPowderを獲得できる。
mETHは、公式サイトと仮想通貨ウォレットを接続し、イーサリアム(ETH)をステーキングすることで調達できる(DEX等で交換も可能)。
ただしPowder獲得の対象となるチェーンは、イーサリアムもしくはMantle(レイヤー2)のみとなる。
MantleでmETHを使用したい場合は、公式サイト(またはブリッジサービス)を使うことで移動することができる。
mETHの拡大を狙う
mETHは、同プロトコルが発行するリキッド・ステーキング・トークン(LST)の1種となり、同プロトコルが開発したステーキングシステム「Mantle LSP」上で運営されている。
同トークンは、執筆時点の時価総額は16億ドルを超えており、LidoのstETH、Rocket PoolのrETH、BinanceのbETHに次ぐ4番目に大きいLSTとなっている。
今後、リキッド・リステーキング・トークン(LRT)であるcmETHの新規発行も予定しており、追加の報酬を獲得することができるようになるという。
LRT市場は、執筆時点の時価総額は130億ドルを超えており、ether.fiのeETH、RenzoのezETH、PufferのpufETHが上位を占めている。
今回のキャンペーン参加者は、mETHからcmETHへのアップグレードに備えることができる。