イーサリアム次期アップグレードDencun、テストネットで実装

Kengo Oguri
| 0 min read

イーサリアムのシンボルマークが頂上にあり、その下をネットワークが駆け巡る

イーサリアム(ETH)の大型アップグレードDencun(デンクン)が17日、テストネットGoerliで開始された。イーサリアム財団のパリトッシュ・ジャヤンティー開発者が同日、自身のX(旧ツイッター)上で報告した

デンクン・アップグレードとは、デネブ・アップグレードとカンクン・アップグレードの2つを合わせた呼び名。メインネットへの実装後は、オプティミズム(OP)やベース、ポリゴンzkEVMといったイーサリアムのレイヤー2ネットワーク上で、取引手数料(ガス代)の大幅減やステーキング・プール機能を実現できる。

デンクン・アップグレードは、2022年9月のThe Merge(マージ)、23年4月のShanghai(シャンハイ)に続く3度目の大型アップグレード。17日未明に行われる予定だったが、ネットワークのチェーン分割で実装が遅れた。

ジャヤンティー氏は「チェーンの分割から問題への対処、修正、完了まで4時間以内にできたことを強調したい。デバッグ装置は素晴らしいものになっている」とコメント

18日に行われたイーサリアム開発者定例会議ACDE#179で、テストネットのセポリアとホルスキーへのデンクン・アップグレード実装日を、30日および2月7日に決定。デンクン・アップグレードに続く次回アップグレードは、2024年末から2025年にかけて実施する予定だ。

https://www.youtube.com/watch?v=FhMBatolkOM