FTX、ロックされたソラナ(SOL)をオークション形式で販売か
2022年破綻した取引所FTXは21日、保有しているソラナ(SOL)の販売をオークション形式で行う可能性があることが分かった。
暗号資産(仮想通貨)プラットホームであるフィギュア・マーケッツは、FTXのSOLオークションに参加に向けた特別目的事業体(SPV)を設立する予定。
米国以外の投資家と米国の認定投資家が、USD、USDC、BTC、ETHを使ってオークション参加が可能になる。
同社は、今後の売却に関する詳細はまだ明らかにしていない。
ソラナ保有量の約3分の2を売却済み
FTXは、合計4100万SOLのロックされたSOLを保有している。その価値は、執筆時点で60億ドル以上となっている。
同社は2022年の破綻後、債権者への返済に向けた動きの一環として、今後ロックされたSOLトークンを売却していくことを発表した。
今後トークンロックが解除されると、SOL価格が大幅に変動する可能性が危惧されていた。
しかしソラナ価格は2023年、10倍以上の高騰を見せたことで、ロック解除されるトークンを購入したい投資家や企業が集まった。
これまで、ギャラクシー・デジタルの子会社となるギャラクシー・トレーディングやパンテラなどの投資会社に、SOL保有量の約3分の2を売却してきた。
これらは、1SOLあたり約60ドルの割引価格で販売され、約19億ドルの資金を得ている。
ソラナの現在価格は150ドル前後で推移していることから、約60%の割引購入ができていることとなる。