大手デジタル銀行Revolut、仮想通貨取引所サービスを展開
デジタル銀行サービスRevolut(レボリュート)はこのほど、暗号資産(仮想通貨)取引所である「Revolut X」を立ち上げた。
プロの仮想通貨トレーダーに焦点を当てており、取引手数料はメイカー取引が0%、テイカー取引が0.09%と設定されている。
利用開始の手順は、以下の通りとなる。
- Revolutアカウントを無料作成
- Revolut Xへ入金(法定通貨または仮想通貨)
- 仮想通貨のトレードを開始
すでにRevolut上にお金が入っている場合は、手数料無料でRevolut Xへ送金もできる。
世界4000万人が利用するデジタル銀行
Revolutは、ロンドンを拠点とする世界4000万人が利用するデジタル銀行サービスとなる。
同社アプリのユーザーは、グローバルに入金、支払い、送金などが可能。預金における金利は、最大4.75%となっており、毎日利息が支払われる仕組みも採用している。
また、AppleからTeslaまで2000以上の株式の売買ができる。
同社は、数年前から仮想通貨の売買も許可しており、2月には仮想通貨取引所の導入も予定していることを明かしていた。
監視が強まる仮想通貨業界
ただし近年の仮想通貨業界へは、規制当局による業界の監視の目が厳しくなっている。
米国証券取引委員会(SEC)はこのほど、各仮想通貨の企業やサービスへ強制措置を事前告知するウェルズ通知を提出している。
大手デジタル銀行サービスであるロビンフッド、大手仮想通貨ウォレットMetaMaskを運営するConsensys、大手分散型取引所であるユニスワップなどは、SECからウェルズ通知を受け取っていることが明らかとなっている。
このような動きは、SECが仮想通貨(特にETH)を有価証券として認定しようとしているのではないかという憶測がある。
今回のRevolutの動きも、近年強まる仮想通貨業界への監視の目に入る可能性も否めない。