中国常州が70万ドル相当のデジタル元トークンとクーポンを配布へ

Tim Alper
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霧がかかった崖際

出典:Taifeng/Adobe

中国の常州市は、中央銀行によるデジタル通貨(CBDC)の試験運用が続く中、年内に70万ドル相当のデジタル人民元トークンとクーポンを配布する予定です。

常州晩報(JSChina)によると、常州市は、「幸運の赤い(デジタル)封筒」でe-CNYを配布することで、次のショッピング・フェスティバルでCBDCの支出を増やしたいと考えています。

赤は中国では幸運の象徴です。

オフラインの世界では、祝日には会社や年配の親族が従業員や若い親族に現金入りの赤い封筒を贈る習慣があります。

常州市は6月にデジタル赤封筒の配布を開始しました。

現在、数日後の第2ラウンドに向けて準備を進めており、2023年末までに、総額約70万ドル相当のコインが市内で配布される予定です。

最新の景品は、100元(14ドル)までの買い物で30元(4.30ドル)割引、または200元(28ドル)の買い物で50元(7ドル)割引となるクーポンです。

トークンは抽選で発行されます。

住民は、市政府が開発したソフトウェアである「My Changzhou」アプリを通じて登録するよう求められています。

常州

中国東部の都市、常州 (出典:Dagvidur/Uwe Dedering [CC BY-SA 4.0])

中国のCBDC:導入活動が続く


同イベントは7月16日から20日まで開催され、21日からは約1万人の市民にデジタル元トークンとクーポンが配布されるといいます。

他の同様の景品がそうであったように、トークンには有効期限があります。

割引を受けるには、8月10日までにクーポンを使用する必要があります。

また、イベントに参加するためには、個人のデジタル人民元ウォレットを解説する必要があります。

同市によると、現在、常州New Century Mall、テーマパーク、スーパーマーケットチェーン、デパートなど、最大のショッピングセンターのいくつかがCBDCでの支払いに対応しています。

今月初め、中央銀行は電話の電源が切れているときでも使用可能なSIMカードベースのCBDCウォレット・ソリューションを発表しました。

また、DBS銀行の中国支店は今月、法人顧客向けにマーチャントコレクションサービスを開始したと発表しました。