ワールドコイン(WLD)、過去7日間で30%上昇|AI銘柄も好調

Naoki Saito
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1週間で30%以上上昇したワールドコイン

本人確認プロジェクトであるワールドコインが発行する暗号資産(仮想通貨) WLDはこのほど、過去7日間で約32%の上昇を見せている。

またWLDと同様、Render Network(RNDR)をはじめするAI関連銘柄も上昇を見せている。

ワールドコインは、AIチャットボットChatGPT開発で有名なOpenAI創業者サム・アルトマン氏が主導するプロジェクト。

ここ最近のWLD上昇は、OpenAIが近日中にChatGPTへ独自の検索エンジンを実装するという噂が流れたことで、AI関連銘柄へ買いが集まったと考えられている。

一方、ビットコイン(BTC)をはじめとする主要トークン価格は、横ばいを続けている。

提携や新チェーン開発を進めるワールドコイン


ワールドコインは、世界160ヵ国で1000万人以上のユーザーを獲得する本人確認プロジェクト。

Orb(オーブ)と呼ばれる端末を用いて、眼球の奥にある虹彩でWorld ID(本人情報)の登録したユーザーは、WLDトークンの定期配布を受け取ることができる。

同プロジェクトはこのほど、企業との提携や新しいブロックチェーンの開発を進めているという話が出ている。

まず、提携の話においては4月25日、同プロジェクトが決済大手PaypalやOpenAIと提携交渉を行っているという報道があった。

プラットホームにAIを組み込むことで、より高いユーザー体験を提供することが目的としてあるそう。

また新ブロックチェーン開発においては4月18日、新しいイーサリアムレイヤー2「World Chain」を構築していることを明らかにした。

ガストークンとしてイーサリアム(ETH)とワールドコイン(WLD)を導入することや、World IDを持つユーザーのトランザクションが優先されるブロックチェーンとなることを掲げている。

一方で、イギリス、ケニア、フランスなど数か国は2023年、Worldcoinにおけるプライバシー上の懸念を理由に調査を開始する動きを見せている。