仮想通貨ローンプラットフォームNexoがKoinlyを統合、ユーザーの納税義務を軽減

yamada
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仮想通貨ローンプラットフォームNexoがKoinlyを統

画像引用先:iStock Images

即時の仮想通貨ローンを提供する融資プラットフォームNexoは、ユーザーの税金報告を簡素化するために、Koinlyとの提携の決定しました。

2023年11月30日より、この提携によってNexoユーザーはカスタマイズされた仮想通貨の税金報告を簡単に作成できるようになります。同社の声明によると、この提携では仮想通貨の税金報告と財務諸表の作成が合理化されるとのことです。

さらに、KoinlyはNexoのユーザーがNexoアプリを通じて、特定の取引履歴や税務義務に対応できるようにします。また、 Nexoのクライアントは、100以上の管轄区域の国ごとのカスタム税務レポートにアクセスすることも可能です。

「Koinlyとの提携は、総合的な金融ソリューションを提供し、クライアントが情報に基づいた財務上の決定を行えるようにするという当社の献身的な姿勢を反映しています」と、Nexoの共同創設者兼マネージングパートナーであるアントニ・トレンチェフ氏は述べています。

加えて、同社はこのサービスが正確な税務申告を自動化し、税務上の複雑な手続きを簡素化することで、人的ミスを軽減できると述べています。Nexoユーザーは、年間800件までの取引については、このサービスを無料で利用できます。また、この取引量を超えるユーザーに対しては、Koinlyで30%割引が提供されます。

このニュースは、Nexoが欧州経済領域のユーザー向けに、仮想通貨を利用したデビットおよびクレジットのMasterCardの発行を開始した数か月後に発表されました。Nexoの「デュアルモード・クリプト」カードと呼ばれるこのカードは、納税義務を最適化する機能を含むさまざまな機能を提供します。

仮想通貨課税の簡素化


Web3の活動の拡大に伴い、仮想通貨の損益を会計処理することは、ユーザーや企業にとって共通の悩みの種になりつつあります。7月のIMF報告書によると、仮想資産への課税における最もベーシックな課題は、暗号資産が「仮名」であることだといいます。

たとえば、Web3企業は事業税の申告で仮想通貨の損益を適切に報告するために、複数のブロックチェーンやウォレットにまたがる取引を追跡する必要があります。そしてこの時、ブロックチェーンデータの綿密な統合しなければなりません。

Koinlyのパートナーシップ責任者であるアダム・サヴィル・ブラウン氏は、今回の提携は仮想通貨税の簡素化にとって、画期的なことであると強調しました。

“この提携は、仮想通貨投資家の税務ニーズに応えるというKoinlyの使命と、仮想通貨金融サービス分野におけるNexoの革新的なアプローチと一致しています。”

Nexoはまた、仮想通貨の税務申告に関する教育資料の立ち上げも計画していると、声明にて付け加えています。