Ethena LabsがENAトークンを起動、時価総額12億ドルを突破

Naoki Saito
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ENAトークンを起動させたEthena

DeFi(分散型金融)プロジェクトを開発するEthena Labsは2日、新しいガバナンストークンとしてENAを起動させた。

Ethenaが発行する暗号資産(仮想通貨)USDeおよびsUSDe保有者には、総トークン供給量の5%に相当する7億5000万ENAのエアドロップも実施している。

執筆時点のENA価格は、過去24時間で約40%上昇しており、時価総額は12億ドルを突破している。

収益性の高いステーブルコインUSDe


Ehena Labsは2024年2月、収益性の高いステーブルコインとしてUSDeを公開した。

USDeは、米ドルの価値と連動した仮想通貨であり、テザー(USDT)など既存のステーブルコインをDeFi「Ehena」へ預入することで発行可能。イーサリアム(ETH)価格の上下どちらにも賭けるデルタヘッジ(両建て)戦略を使用し、保有するトークン価値を相殺させることで価値を保つ仕組み。

また、USDeのステーキングトークンsUSDeも提供されている。

USDeをステーキングすることで、ETHのステーキング利回りとトレーダーがショートポジションを取る際に発生した手数料(資金調達率)が報酬として受け取ることができる。

同社は以前より、「シャードキャンペーン」を開催。USDeおよびsUSDeホルダーへのエアドロップを約束していた。

今回のENAトークン起動により、プロジェクトがより分散化され、安全性が高まり、アクセスしやすくなると述べている。