デジタルアセット投資で1200万ドルの資金流入、運用資産総額が250億ドルに到達

Fredrik Vold
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Source: CoinShares

先週、デジタル資産投資商品への流入額は1200万ドルに達し、前週に記録した純流出額から大きく改善しました。暗号通貨投資ファンドの運用資産総額(AuM)は、現在250億ドルに達しています。

デジタル資産を裏付けとする投資商品への1200万ドルの流入は、通常のビットコイン(BTC)ファンドや、ビットコイン価格が下落すると価値が上昇するショートビットコインファンドへの流入が主因であることが、暗号通貨調査・投資会社CoinSharesの新しいデータで明らかになりました。

ビットコインを担保にしたファンドの場合、1週間の流入額は880万ドルに達し、ショートビットコインファンドは670万ドルの流入を見ました。デジタル資産ファンドのカテゴリーで3番目に人気があったのは、2つ以上のデジタル資産を裏付けとする、いわゆるマルチアセットファンドへの資金流入でした。このカテゴリーには、0.4億ドルの資金流入がありました。

注目すべきは、この数字が5週連続でビットコインを裏付けとするファンドへの資金流入を意味することですが、同時期にビットコインのショート商品への資金流入によって、この影響の一部は打ち消されています。

一方、先週はイーサリアム(ETH)関連ファンドの資金流出が最も大きく、純額で390万ドルの投資家資金が引き揚げられました。

「投資家の無関心は根強く、過去5週間のフローは、流入であれ流出であれ、AuMの0.05%未満に過ぎない」とCoinSharesはレポートでコメントしています。

Source: CoinShares

CoinSharesはさらに、最も強い流入が米国で見られ、毎週の流入は合計$20mであったと報告書に記しています。一方、スウェーデンとスイスでは最大の流出が見られ、それぞれ520万ドルと450万ドルが暗号通貨投資ファンドから引き抜かれました。

CoinSharesが追跡しているデジタル資産投資ファンドは、世界中に上場している上場投資信託(ETF)のほか、デジタル資産を裏付けとする様々な未上場だが規制された投資ファンドで構成されています。

先週のファンドフローで最大のプロバイダーは、米国で初めて上場したビットコインETF「BITO」と、初のショートビットコインETF「BITI」の両方を手がけたProSharesでした。

Source: CoinShares