Cryptonews ニュースビットコインと伝統的な市場の相関、この春に崩壊の可能性 – Pantera

ビットコインと伝統的な市場の相関、この春に崩壊の可能性 – Pantera

Fredrik Vold

7月 4, 2022 16:51 JST | 0 min read

暗号ヘッジファンドPantera Capitalの幹部は、投資家との最近の電話会議で、ここ数カ月に見られた伝統的なマクロ資産とデジタル資産の相関関係がまもなく崩れ、分散型金融（DeFi）分野の資産が上昇をリードする可能性があると語りました。

2月1日に行われた通話では、Pantera CapitalのCEOであるDan Morehead氏と同社の共同最高投資責任者Joey Krug氏が、暗号市場は金利上昇に直面しても、従来のマクロ資産から「デカップリング」する準備ができていると考えていると述べました。

この通話からの詳細は、今週水曜日のPanteraの最新のBlockchain Letterで共有されました。

クルーグ氏によると、歴史上、伝統的なマクロ資産が下がると、暗号は相関が崩れ始めるまでの約70日間、相関がある傾向があることが分かっています。「そして、今後数週間で、暗号は基本的に伝統的な市場から切り離され、再び独自に取引され始めると考えています」とKrug氏は述べ、その後に注意事項を付け加えました。

「来月、あるいはいつでも、もっと下がらないことを保証するものではありませんが、ただ、市場が極限状態にあり、比較的早く立ち直る確率が本当に高いことを意味しています。」

2021年2月、BTCが1週間で約20％修正された後、47,000米ドル前後で取引されたとき、Krug氏はBTCのラリーが「早ければ4月までに」復活するかもしれないと予想した。その後、4月中旬に63,000米ドルを超えるまで上昇した後、強い下降を開始し、7月にはBTCが30,000米ドルを割り込みました。

今回、Krug氏はさらに、例えば多くのDeFi資産がPER10倍から40倍で取引されているように、現時点ではデジタル資産が過度に高い評価で取引されているとは思わないと説明しました。「例えば、多くのDeFi資産はPER10倍から40倍で取引されている。ハイテク株は400倍から500倍で取引されています。」とKrug氏は述べています。

株価収益率（PER）は、株式の評価によく使われる指標で、企業（またはプロトコル）の1株当たりの市場価格（またはトークン）を1株当たりの利益で割ることで求められます。

「USD 2,200 ETHが底値であった可能性が高いというのが私の個人的な見解です」とKrug氏は付け加えました。

PanteraのCEOであるDan Morehead氏も、株式や不動産など他の資産には割引が必要なキャッシュフローがあるとして、同調しています。「（中略）これは、利回りが高ければ価格が下がることを意味する」と彼は説明しました。

しかし、暗号については、Morehead氏は「金のようなもの」であり、異なる方法で評価する必要があると述べています。

「暗号は、金利志向の商品とはまったく異なる動きをする可能性があります。すべてが終わったとき、投資家は何かに投資しなければならないという選択を迫られると思う。金利が上昇する場合、ブロックチェーンが最も相対的に魅力的になるだろう」とPanteraのCEOは述べました。

一方、株式などの伝統的な資産と暗号の間に乖離が生じる可能性も、Bloomberg Intelligenceのシニアコモディティアナリスト、Mike McGlone氏が指摘した。McGlone氏は本日、ツイッターでコメントし、インフレの上昇やウクライナやロシアをめぐる緊張が、2022年にビットコイン（BTC）、イーサリアム、その他のデジタル資産に「強固な基盤」を提供する可能性があると述べました。

しかし、デジタル資産仲介会社GlobalBlockのアナリスト、Marcus Sotiriou氏は、昨日の電子メールでのコメントで、ビットコインは「依然として躊躇している」、最近の上昇は「ほとんどが先物によるもので、スポットは売られている」と述べています。