ビットコイン半減期まで100日を切る|アナリストやトレーダーは上昇を予測

Kengo Oguri
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ビットコインと翡翠。翡翠は富の象徴とされる。ビットコイン(BTC)は15日、4月に予定されている第4回半減期まで100日を切った。ビットコインは21万ブロックが生成されるごとにマイニング報酬が半減し、これを半減期と呼ぶ。これまで4年に1回のペースで発生。

今回の半減期では、1ブロックあたりの報酬は6.25 BTCから3.125 BTCに減少する。オンチェーンデータ分析サイトOklinkによると、ビットコインの半減期が起きるのは4月22日の予定。

アナリストやトレーダーの大半は半減期前後の上昇を予測


過去にビットコインの半減期は2012年、2016年、2020年と約4年ごとに発生している。いずれも半減期イベントの発生時期から翌年にかけて、大きく価格が上昇している。そのため、4回目にあたる2024年の半減期においても上昇を予想するアナリストが大半。

海外暗号資産アナリストのアリ・マーチン氏はX(旧ツイッター)上で「ビットコイン上場投資信託(ETF)がどうなろうと、今年も強気シナリオがあることを忘れないでほしい。ビットコインの半減期は、歴史的に価格急騰の起爆剤となってきた」とコメント。

海外仮想通貨トレーダーのアドリアン・ズドゥンチク氏も「ビットコインは第4回の半減期でETF承認の期待に支えられ、投機熱が高まる可能性がある」とコメント

ただし、一部アナリストやトレーダーはビットコイン半減期後の価格上昇に懐疑的だ。米金融大手JPモルガンのアナリストらは2023年12月13日付のレポートで「現物型ビットコインETFの承認や半減期などの強気要因はすでに織り込み済みだと考えている」との見解を示した。同レポートでは、イーサリアム(ETH)がビットコインなど主要な暗号通貨を上回る可能性を指摘している。