ビットコイン、6万9000ドル超え|ATH更新後は不安定な値動き続く

根津栄作
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ビットコインのブルラン

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は5日、ドル建てで史上最高値(ATH)となる6万9000ドルを突破した。記録更新は2021年11月以来の快挙。直後には暴落も観測されており、現在は不安定な値動きが続いている。

ビットコインは4日に円、ポンド、ユーロなどの主要通貨でATHを達成したばかり。ドルでの記録更新が待ち望まれていた。仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)での最高値は6万9324ドル。記録達成後、5時間で6万1443ドルまで下落した。

ATH後は不安定な状況続く


現在は6万6000円台まで持ち直したビットコインだが、今後は暗雲も立ち込める。6日は更なる暴落もあり得るとして、慎重姿勢を取る投資家も多いようだ。

暴落を予見した人も多い。ATH更新と同時に利益確定目的の売り注文が相次ぐのは、株取引ではよくあることだ。価格変動の大きい仮想通貨ではなおさらのこと。現在は分岐路にあるビットコインだが、今後の価格成長にも期待が高まる。

今回の急騰は、4月に予定されているハーフィング(半減期)が主な要因。米国証券取引委員会(SEC)による現物ETF承認も間近に迫っている。ビットコインに牽引される形で、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などの関連銘柄も好調だ。

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新型コインの中では、Green Bitcoin(GBTC)の躍進が目覚ましい。GBTCは、ビットコインとイーサリアムの特徴をあわせ持つアルトコイン。消費電力の少なさが売りで、エコに訴えるアプローチが活動家に評価されている。

GBTCの単価は、0.6122ドル。ビットコインの10万分の1だ。少額投資から高リターンが狙えるとして、学生や新社会人を中心に支持を拡大している。ビットコインが7万5000ドルの大台を狙うなか、代替投資として独占市場を形成中。

3月は購入競争が激しさを増している。プレセールは195万ドルを調達し、3日後の価格改正は大幅な値上げも予想される。Green Bitcoinの詳細情報は、公式サイトから確認可能。