Aave、トークン保有者とステーカーへ収益分配を開始か|AAVE価格は4%上昇

Naoki Saito
| 0 min read

手数料モデルの導入を考えるAave

大手DeFiプラットホームAave創設者マーク・ゼラー氏は7日、「手数料スイッチ」の導入に向けた投票を、早ければ来週にスタートする意向を明らかにした。

「手数料スイッチ」が導入されれば、同プラットホームで発生した手数料を、ユーザーはもちろんAAVEの保有者やステーカーへ再分配することができる。また、エコシステムへの参加や投資の促進も期待できる。

この発言を受け、AAVEトークン価格は、過去24時間で4%上昇している。

1兆円以上が入金されるAave


暗号資産(仮想通貨)界で最大級のDeFiプラットホームであるAaveは現在、110億ドル(約1兆6000億円)以上が入金されている。

ゼラー氏によると、同プラットフォームのDAO(分散型自律組織)は年間約6000万ドル(約90億円)の純利益を上げており、プラットフォームの運用コストは年間1200万ドル(約18億円)となるそう。

2024年に入り、UniswapやFrax FinanceなどのDeFiプラットホームが、手数料スイッチやステーカーへの収益分配モデルの採用に向けた検討を進めている。

Aaveも1月、同プラットホームが発行するステーブルコインGHOのステーキングへ手数料を導入する投票を承認。

3月には、「安全モジュールの新バージョンは、ステーカーに手数料を分配するようガバナンスに提案するだろう」 と、AAVEステーカーに向けた手数料スイッチの導入をほのめかしている。