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リップル創業者がWeb3インフラ企業に投資|約14億円調達

Eiji M.
Eiji M. | 監修: Naoki Saito
| 2 min read
yellow networkロゴ

分散型決済ネットワークを開発するイエローネットワーク社は17日、シードラウンドで1000万ドル(約14億2000万円)の資金調達に成功した

この資金調達を主導したのは、リップル(XRP)共同創業者で著名なシリコンバレーの起業家、クリス・ラーセン氏だ。

イエローネットワークとは


イエローネットワークは、デジタル資産向けの次世代分散型決済ネットワークを開発している企業だ。

同社の市場評価額は2億ドル(約284億円)を超え、暗号資産(仮想通貨)取引の革新を目指す注目のプロジェクトとなっている。

同社が開発中の分散型決済プロトコルは、業界が直面する重要な課題、特に流動性の分断化、スケーラビリティ、取引相手のリスクに対処することを目的としている。

Yellowネットワーク図解イメージ

このプロトコルは、ステートチャネル技術を基盤とし、資本効率の向上、遅延の削減、急成長するデジタル資産市場に対応したスケーラビリティを提供する。

クリス・ラーセン氏の支援の意義


クリス・ラーセン氏の参画は、イエローネットワークにとって重要な転機となる。

オンラインFinTechやブロックチェーン技術の発展に重要な役割を果たしてきたラーセン氏の支持は、イエローネットワークの使命の重要性を裏付けるものだ。

ラーセン氏は「イエローネットワークが仮想通貨取引における流動性の分断化に取り組み、急速に進化するデジタル資産エコシステムの新しい基準を設定していることを誇りに思う」とコメントした。

さらに、「イエローネットワークのプロトコルは、この分野に参入する新たなプレイヤーにとって不可欠であり、高速取引企業に迅速な取引執行と資本効率をもたらす画期的な存在だ」と付け加えた。

関連: リップル、XRPLへスマートコントラクト実装|EVM互換もあり

独自トークンも発行


イエローネットワークは2024年第4四半期にYELLOWトークンの発行を予定している。

このトークンは、イエローネットワークのエコシステム全体で取引を促進する重要な役割を果たすことが期待されている。

また、リップルのXRPL EVMサイドチェーンとの統合も計画されており、これによりイエローネットワークの機能がさらに強化される見込みだ。この展開により、個人投資家や機関投資家向けの取引環境が大きく改善される可能性がある。

日本の仮想通貨市場にとっても、イエローネットワークの技術革新は大きな意味を持つ。流動性の向上や取引コストの削減により、日本の投資家や取引所にとってもメリットがもたらされる可能性がある。

個人投資家は、この新たな技術の発展に注目し、将来的なイエローネットワークの導入やYELLOWトークンの取り扱いについて、仮想通貨取引所の動向を見守る必要があるだろう。

イエローネットワークの成功は、仮想通貨取引の安全性と効率性を高め、業界全体の発展に貢献する可能性を秘めている。今後の展開に期待が寄せられる。