TONチェーン、ビットコインと接続へ|BTC利用の活性化狙う
メッセンジャーアプリTelegramに特化したTONブロックチェーンを運営するOpen Network財団は18日、新たに「TON Teleport BTC」と呼ばれるインフラ技術を発表した。
同技術は、ビットコイン(BTC)とTON間の暗号資産(仮想通貨)転送技術となっており、TONネットワーク上のBTC活用を増やすことを目的としている。
具体的には、TONネットワーク上の分散型金融(DeFi)でBTCの交換(スワップ)や貸付(レンディング)などができるようになるという。
TONトークンの価格は、過去7日間で+0.44%と横ばいとなっている。
TVLは10億ドル突破
TONブロックチェーンはこのほど、預かり資産額(TVL)を堅調に伸ばし、執筆時点で11億ドル(約1700億円)を超えている。
これは、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)など主要なブロックチェーンに次いで8番目に大きな規模だ。
その中でも、もっとも大きな預かり資産を誇るDeFiプロトコルは、以下の通りとなっている。
- DeDust(DEX):3億7000万ドル
- STON.fi(DEX):3億1000万ドル
- Tonsteakers(ステーキング):2億5000万ドル
- bemo(ステーキング):7900万ドル
- EVAA Protocol(レンディング):2800万ドル
これらのエコシステムは、BitgetWalletなどのウォレットへTONなどの仮想通貨を入金することで利用できる。
ゲーム分野も成長を牽引
また、TONブロックチェーンは、Telegram基盤のゲーム市場が成長を牽引している。
特に、タップゲームが多く誕生しており、NotcoinやHamster Kombatなどが大きなユーザー数を抱えている。
さらに、韓国を拠点とするDelabs Gamesが「Giga Chad Bat」を発表するなど、新たなゲームの誕生も見られる。
新たなテレグラム基盤のタップゲーム「Giga Chad Bat」が公開