ソラナ、米国初の現物ETFの申請へ|トークン価格は急騰
大手資産運用会社であるヴァンエックは27日、米国初のソラナ(SOL)の現物ETF「VanEck Solana Trust」の上場を米証券取引委員会(SEC)に提出したことが分かった。
もし同ETFが承認されれば、ソラナがビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に次ぐ3番目に米国で現物ETFとして取引される暗号資産(仮想通貨)となる。
SOL価格は、過去24時間で7%以上上昇し、一時150ドルを突破した。
このニュースは、イーサリアム現物ETFの上場が7月4日になる可能性があるという報道の後に発表された。
イーサリアム現物ETF、7月4日までに最終承認か|ロイター報道
SOLを商品として分類
SECは2023年夏、大手仮想通貨取引所であるコインベースとバイナンスに対する訴訟で「SOLは未登録証券である」と指定している。
しかし、ヴァンエックのマシュー・シーゲルデジタル責任者は、SOLをビットコインやイーサリアムと同様に商品として分類されると考えている。
その理由としては、以下のようなものがある。
- トークンの用途:ソラナは、イーサリアム(ETH)と同様にブロックチェーン上の取引手数料や計算サービスの支払いに利用されている
- エコシステムの活発さ:エコシステムは、DeFi(分散型金融)からNFT(非代替性トークン)まで幅広いサービスが提供されている
- ネットワークの分散性:ネットワークは、単一の仲介者に運営・管理されていないかつ多くの独立したバリデーターによってトランザクションの検証と記録が行われており分散的である
北米初のソラナETF誕生か
カナダの資産運用会社3iQ社は21日、北米初のソラナ現物ETFの上場を申請した。
また、米ブルームバーグのジェームズ・セイファート分析官によると、ソラナ基盤の投資商品(ETP)はすでに10億ドル以上存在しており、現物ETFは目新しいものではないという。
ソラナ、北米初のETF誕生か|カナダ投資会社3iQが上場申請