ソラナ、北米初のETF誕生か|カナダ投資会社3iQが上場申請
カナダの投資ファンド運用会社である3iQ社は21日、北米初のソラナ現物ETF「The Solana Fund(QSOL)」の上場をトロント証券取引所に申請したことを発表した。
同社は、すでにビットコインとイーサリアムをベースとしたETFを提供している。
ソラナ(SOL)は、執筆時点で時価総額は610億ドル(約9兆8000億円)を超える暗号資産(仮想通貨)となっており、多くの仮想通貨取引所で取扱がある。
これは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)、バイナンスコイン(BNB)に次ぐ5番目に大きな仮想通貨となる。
すでに10億ドル以上のソラナ商品が存在
米情報企業ブルームバーグのジェームズ・セイファート分析官は、ソラナをベースとした投資商品(ETP)は世界ですでに10億ドル以上存在しており、ソラナ現物ETFは目新しいものではないと述べた。
You guys would be stunned to realize we already have over $1 Billion in Solana ETPs elsewhere in the world!! pic.twitter.com/y3zSZrHJGo
— James Seyffart (@JSeyff) June 20, 2024
また、英スタンダード・チャータード銀行とテザー社のウィリアム・クイグリー共同創業者は、ソラナやリップル(XRP)がETFの承認を得る次のコインになると予想している。
米イーサリアムETFがまもなく起動
米証券取引委員会(SEC)は5月、ブラックロックやフィデリティなど8つのETF発行企業が発行する現物ETFの申請に承認を下した。
しかしこのときは、あくまで商品に対しての申請(19b-4フォーム)への承認であり、取引開始にはS-1フォームの承認が必要となっている。
イーサリアムETFの上場時期には、いくつかの憶測が行き交っており、数週間から数ヶ月後になるという予想や7月2日になるだろうという具体的な予想もある。
イーサリアムETFは7月2日までに取引開始か|ブルームバーグ分析家