イーサリアムのRopsten Testnetが本日「マージ」することが決定

 

メインネットに展開する前にブロックチェーンの開発テストを行うことができる、Ethereum（ETH）最長寿のプルーフ・オブ・ワーク（PoW）テストネット「Ropsten public testnet」は、数時間のうちにThe Mergeを通過すると予想されています。

Ethereumの今後のアップデートを推定するWen Mergeのウェブサイトによると、Ropstenテストネットは執筆時点（10:20 UTC）から6時間34分後にマージされます — ただし、正確な時間はハッシュレート、平均ブロックタイム、その他の変数に基づいて常に変更されています。

開発者はRopsten MergeのTerminal Total Difficulty (TTD)を5000000000000に設定しました。TTDは採掘の難易度を測る指標です。選択されたTTDに達すると、チェーンはマージされます。

「プルーフ・オブ・ワークのテストネットにおけるハッシュレートが不安定なため、アップグレードをサポートするクライアントリリースは人為的に高い[TTD]を使用して構成されました。」とイーサリアム開発者は述べています。「これは、Ropsten Beacon Chainが準備される前にThe Mergeがトリガーされないことを保証しました。」

既報の通り、ネットワークにコンセンサスを与えるため、5月30日に新しいRopsten Beacon Chainが立ち上げられ、6月2日にスロット24000で予定されていたBellatrixのアップグレードが発動されました。

マージは、現在のイーサリアムメインネットがbeacon chainのプルーフオブステーク（PoS）システムにマージされる、イーサリアムが待ち望んでいたアップグレードです。

Ethereumの開発者はこれまで、マージがどのように機能するかを検証するために数多くのテストを行い、その中でも注目すべきはKintsugi、Kiln、shadow forksでした。

Prysmatic LabsのEthereumコア開発者であるPreston Van Loon氏によると、Ropstenマージは、クライアントソフトウェアが運営するEthereumノードが移行中にスムーズに機能するかを確認するのに役立つため、このテストネットは「今年後半のEthereumのメインネットマージに向けて大きなテストマイルストーン」と認識されています。

本稿執筆時点では、イーサリアムは1,808米ドルで取引されており、過去24時間で2.5％上昇、1週間で7％下落しています。

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