世界の仮想通貨取引量|2000億ドル突破
世界トップシェア暗号資産(仮想通貨)取引所の一つであるバイナンスは5日、世界の仮想通貨取引量が2000億ドルを突破したことを公表した。
またヘッジファンドは仮想通貨の暴落の後、仮想通貨のコールオプションに戻ってきており、オフショア取引所ではプット買いによるヘッジが活発化。
一方、ブラックロックとナスダックがイーサリアム(ETH)現物上場投資信託(ETF)のオプションの上場を提案した。
国際資本が仮想通貨に肩入れ
ブラックロックとナスダックは6日、SECのサイトに掲載されたファイリングでiシェアーズイーサリアムトラストのオプションの上場と取引のルール変更を提案した。
この提案に対するコメントは21日以内に提出される。これはETH現物ETFオプションを申請したということ。
世界経済フォーラムやEU欧州連合を従えて、国際資本のトップに位置するブラックロックが、仮想通貨に肩入れしていることを意味する。
相場はもう一段下がる可能性あり
JPモルガンは6日、キャリートレードの崩壊はまだ半分に過ぎないと指摘し、「我々は決して終わっていない」とグローバルFX戦略共同責任者は強調した。
米国の景気後退、日本の利上げ懸念の中での動きであり、もう一下げあると喧伝している。
また仮想通貨取引所バイナンスは6日、仮想通貨市場の乱高下で12億ドルの資金流入があったと明かした。
2024年8月5日、世界の仮想通貨取引量が2000億ドルを突破し、現在の24時間統計では翌日に約1482億6000万ドルの取引量が確定している。
バイナンスのリチャードテンCEOは「これは2024年で最も純流入額が多い日の一つとなった」と述べた。
バイナンスのビットコイン(BTC)準備残高は今異様に増えているが、実はデリバティブ口座では減っており残高を減らしている。
増えているのは現物口座であり、ここまでの流出からするとわずかだ。しかしバイナンスは世界トップシェアを誇る取引所。わずかとはいえ、相場を注視する必要があるだろう。