人気トレーダーが指摘|仮想通貨を復活させる4つの鍵
アナリスト兼トレーダーのマイケル・ファンデポップ氏は5日、公式Xで暗号資産(仮想通貨)の強気相場を復活させる4つの鍵を示唆した。
1つ目は、ビットコイン(BTC)現物上場投資信託(ETF)とイーサリアム現物ETFへの多額の資金流入。
2つ目は、金相場がATHを更新し、米ドルと米国債利回りが下落すること。
3つ目は、イーサリアム相場がビットコイン相場以上に強気になること。
4つ目は、SECとリップル社の訴訟で和解合意があることだと指摘した。
BTC相場上昇の理屈
アナリスト兼トレーダーのマイケルファンデポップ氏は5日、公式Xで仮想通貨の強気相場を復活させる4つの鍵を示唆した。
1つ目はBTC現物ETFとETH現物ETFに多額の資金が流入されること。特に「ETH現物ETFがインフローに転じれば」と述べているが、ETH現物ETFはすでにインフローに転じている。
BTC現物ETFは昨日もアウトフローとなっていたが、ETH現物ETFは一昨日に続き、昨日もインフローとなっている。しかもその額は倍増している。
2つ目の鍵は金相場がATHを更新し、米ドルと米国債利回りは下落すること。これはいずれもBTC相場上昇の理屈とされる。
金相場はトレンドラインに反発しているので、戻している米ドルインデックスと米国債利回りが続落となれば、BTC相場は好影響になるという理屈だ。
また市場に出回る米ドルの額M2マネーサプライは、利上げやテーパリングで多少は上値を重くしたものの、ここで利下げに転じれば、再び上昇曲線に転じる。
そして供給過多になるとドル安につながり、ビットコインは上昇する。
ETHが暗号市場の命運を決める
3つ目の鍵はETH相場が強気になること。具体的にはビットコイン相場以上に強気であることが、暗号市場全体の強気相場につながると述べている。
簡単に言えば、ビットコインを上回るパフォーマンスを見せろということだろう。しかし、先にETH現物ETFのネットフロー値を見れば、既に兆候が現れていることを確認できる。
4つ目の鍵、最後はXRP訴訟の結果だ。SECとリップル社の裁判で和解合意が近々にあればということ。
またファンデポップ氏は5万9000から6万3000ドルに開いた窓についても言及しており、当然窓埋めがあると指摘している。