Cryptonews イーサリアムニュース Coinbase幹部：ビットコインとイーサリアムが優勢な中、機関投資家を惹きつけるアルトコイン市場

Coinbase幹部：ビットコインとイーサリアムが優勢な中、機関投資家を惹きつけるアルトコイン市場

Sead Fadilpašić

8月 23, 2023 19:27 JST | 0 min read

David Duong氏

David Duong氏　出典：ビデオのスクリーンショット、 Scott Melker氏 / YouTube

ビットコイン（BTC）とイーサリアム（ETH）が依然としてトップのコインである一方、アルトコインは機関投資家から大きな関心を集めていると、主要仮想通貨取引所Coinbaseの機関投資家調査責任者であるDavid Duong氏は主張しました。

Duong氏は3月2日、仮想通貨オプション取引プラットフォームHxroの創設者Dan Gunsberg氏と投資顧問Morgan Creek Capital社の創設者Mark Yusko氏が参加したインタビューパネルの一部として、人気仮想通貨アナリストのScott Melker氏との議論に参加しました。

過去1年間の仮想通貨市場のパフォーマンスについて、Duong氏は、Coinbaseの機関投資家のクライアントからの取引所への流入について、現在考えているのは次のようなことだと指摘しました。

「このうち55%はまだビットコインとETHですが、残りはまだアルトコインということになります。つまり、ビットコインとイーサリアム以外のエコシステムで何が起きているのか、まだ注目されているのです。」

現在、私たちが市場で目撃しているのは、もっとマクロ的な視点に立ったものだと彼は付け加え、今が「季節的に多くのリスク資産にとって厳しい時期」であることに人々が気づいていないと主張しています。一方では「人々がボーナスを受け取り、アメリカの個人年金口座である401（K）にお金を入れ」、もう一方では「納税シーズンに向けて多くの小切手が切られる直前の時期」という中間的状態になっているためです。

そのため、Duong氏はこう述べています。

「私たちはこのような厳しい時期にいますが、（連邦準備制度理事会）で何が起きているのか、あるいは他のことで何が起きているのか、仮想通貨と他のリスク資産との間の相関などについて結論を出そうとしているのです」

同氏は、「どちらかといえば」、仮想通貨を含むリスク資産のマクロ条件は、現時点では中立であると結論付けました。しかし、今年の第2四半期には、経済が弱体化する可能性があるため、「債務上限問題に直面することになる」と警告しています。

また、Melker氏は、アルトコインに関連する「小さな物語」が見られるようになったが、これらは「過去に見られたアルトコインの物語よりもはるかに小さく、迅速なバブルに見える」とコメントし、次のように付け加えました。

「これは、新しいお金が入ってこないアルトコインの物語で、クリプトネイティブの人々がただ出入りする、古いタイプの洗濯機のサイクル」のようだ。

Duong氏は、過去に見られたものと比べると、超循環的な印象があると同意し、「非常に速く（その中に）入り、そして速く外に出ていくようだ」と付け加えました。

新しい資金がどのように参入してくるかについて、Yusko氏は、とりわけ、機関レベルの無相関の実物資産を手に入れたことに人々が気づくことだと主張し、「ビットコインは私のキャリアで見た中で最も無相関な資産だ」と述べました。

春が来て、夏がやってくる

Morgan Creek CapitalのYusko氏によると、今はまさに仮想通貨の春ですが、「春は夏ではない」そうです。春は不安定な天候を伴います。「風が強く、不安定」ですが、彼はFTX取引所とその創設者Sam Bankman-Fried氏の転落を指す「ハリケーン・Sam」が来るとは思わなかったと認めています。

しかし、ビットコインの半減が近づいていることや、イーサリアムのShanghaiフォークが控えていることから、夏が来ることを示唆しました。

Gunsberg氏は、ビットコイン先物の曲線を見ると、より高い価格が控えていると言います。