セルシオの破産法申請でバランスシートに10億ドルの穴が開く中、CELが急騰

出典: a video screenshot, Stoic Finance / YouTube
7月14日に提出された連邦破産法第11条の適用申請により、セルシオ(CEL)が約12億ドルの赤字を抱えていることが明らかになりました。
ニューヨーク南部地区連邦破産裁判所に提出された新しい書類によると、セルシオは53億米ドルの負債に対して43億米ドルの資産を保有しており、12億米ドルの赤字となります。
負債の大半はユーザーからの預かり金で、47.2億米ドルを占めています。資産面では、暗号資産が17.5億ドル、現金が1.7億ドルとなっています。
注目すべきは、CoinMarketCapによると、7月15日のプレスタイム時点で、トークンの総時価はわずか172万米ドル、完全希釈時価総額は5億米ドルであるにもかかわらず、セルシオ独自のCELトークンの形で資産が6億米ドルで評価されたことであります。

Cryptonews.comはCelsius Networkにコメントを求めました。
以上、現在07:30UTCの時点で、CELトークンは過去24時間で26%強の上昇、過去7日間では横ばいとなっています。また、1カ月で6%上昇し、1年で87%減少しています。

一方、提出された文書によると、同社のマイニング事業であるCelsius Mining LLCは、「時間をかけて」一部の融資を返済するのに十分な資産を生み出し、また、「将来的に当社に収益をもたらすビットコインを生成する」可能性もあるといいます。
文書では、セルシオのマイニング部門は80,850個のマイニングリグを所有しており、そのうち43,632個が 「稼働中」であることを付け加えています。
「マイニングは現在、過去7日間、1日あたり約14.2ビットコインを生成している」と提出された文書はさらに述べ、2022年全体として10,118ビットコインを生成すると予測していることを付け加えました。
以前、暗号取引所FTXがセルシオの財務諸表にアクセスした後、セルシオとの取引から立ち去ったことが報告されています。The Blockの報告によると、この問題に詳しい人々は、FTXが興味を失った理由として、Celsiusのバランスシートの「20億米ドルの穴」を挙げています。
その後、セルシオは貸出プロトコルのAave(AAVE)に対する7810万米ドル相当のUSDコイン(USDC)など、いくつかの債務を返済しています。
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