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AIトークン、過去24時間で10%近く急騰|エヌビディア株価の上昇を受け

Naoki Saito
| 1 min read
エヌビディア快挙でAIトークンが急騰

暗号資産(仮想通貨)の人工知能(AI)関連トークンはこのほど、大幅な上昇を見せており、過去24時間で時価総額は9%以上上昇した。

この背景には、米AIチップ開発企業エヌビディア(NVDA)が19日、時価総額でマイクロソフト(MSFT)を抜き、世界でもっとも価値の高い企業となったことが要因と考えられている。

同社は、生成AI(ChatGPTやGeminiなど)の処理実行に必要なチップの販売で収益を大きく伸ばしており、株価は2024年に160%以上上昇している。

FETが20%以上上昇

AI関連トークンの中で特に大きく上昇したのは、Fetch.ai(FET)となっており、過去24時間で約24%上昇している。

同プロジェクトは、AIサービスの構築、展開、収益化をするプラットフォームとなる。

また2023年には、新しいAIマーケットプレイスである「DeltaV」を発表した。これによりユーザーは、1 つのAIへの指示(プロンプト)から複数サービスへアクセスできるようになる。

FETトークンは、執筆時点で時価総額は約40億ドル付近を推移し、各主要な仮想通貨取引所にも上場している。

同プロジェクト以外の主要なAI関連トークンは、過去24時間で以下のようなパフォーマンスとなっている。

  • Near(NEAR):+1.2%
  • Internet Computer(ICP):+4.1%
  • Render Network(RNDR):-0.5%
  • The Graph(GRT):+2.3%
  • Bittensor(TAO):+3.0%

株式市場との親和性

仮想通貨市場は、今回のAI関連トークンに限らず、従来の株式市場と強い関連性を持つ傾向にある。

ビットコイン(BTC)は6月、CPI(消費者物価指数)やFOMC(連邦公開市場委員会)などの重要な発表があり株式市場に大きな変動があったことで、同通貨にも大きな動きがあった。

この変動に伴い、ポジション(レバレッジ取引など)の清算も発生している。

ビットコイン、急騰から急落へ|CPIとFOMCが影響か