3年ぶりに円がUSDCの埋蔵金を公開

Linas Kmieliauskas
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上場準備中のメジャーなステーブルコイン「USD Coin(USDC)」の発行元である米国の暗号会社Circleが、このトークンがどのように裏付けられているのかを、3年近くかけてようやく明らかにしました。

出典: iStock/Savushkin

Grant Thornton社の監査法人が作成した最新のアテステーションレポートによると、5月28日時点で、現金および現金同等物(有価証券など)が準備金の61%を占めていました

1 – 現金は、銀行預金および政府系金融機関のマネー・マーケット・ファンドを含みます。現金同等物は、一般に公正妥当と認められた会計原則(US GAAP)に基づき、当初の満期が90日以下の有価証券と定義されます。2- 海外の銀行組織の支店が米国内で発行した米ドル建ての預金証書。S&Pの格付けがS/T A1以上、最長期間が13ヶ月。3- 最長満期は3年。4- 企業および金融機関の無担保債務で、当初の満期が91日から13ヶ月のもの。S&P社の格付けは最低でもS/T A1、最長で13ヶ月間。5- 企業および金融機関の無担保債務で、残存期間が3年以下のもの。S&Pの最低格付けはBBB+、最長償還期間は3年です。6- ポートフォリオ全体で、S&PスケールでA以上の平均信用格付けを維持し、加重平均残存期間が1.5年以下であること。出典 サークル

監査人によれば、分離された口座に保有されている米ドル建て資産の公正価値の合計は、報告書作成日に流通している米ドル建て資産と同等以上であるとのことです。

サークルの創設者兼CEOであるJeremy Allaireは声明の中で、「最初のUSDCが流通した約3年前から、サークルはセンター・コンソーシアムとともに、信頼、透明性、説明責任を優先してきました」と述べています

また、USDCの流通量が「2021年初頭から2,600%以上増加したことで、ドル建て資産の構成の透明性を高めるという我々自身のコミットメントも(外部からの要請とともに)高まっています」と述べています。

「最後に、当社が上場企業になるためには、SEC規制下の公開企業として要求される四半期ごとの監査済み財務および経営陣の情報開示を行い、当社のアテストと同様にUSDCのリザーブ構成の情報も含める予定です」とアレールは付け加えました。
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