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ビットコイン(BTC)の安全性徹底ガイド【2024年最新】

ビットコイン(BTC)は安全なのか

世界初の仮想通貨(暗号資産)、ビットコイン(BTC)を使うのは安全なのでしょうか?「分散型コンピュータネットワーク」は、本当に信頼できるのでしょうか?いまだに多くの人がビットコインのことを、詐欺師や泥棒、マネーロンダリングしたい人、テロリストなど、後ろ暗い人々が暗躍する、近寄ってはいけないもののように思っています。

しかし、それは誤った認識です。ビットコインは個人の自由とファイナンシャルインクルージョン(金融包摂)のため立ち上げられたプロジェクトです。オープンソースのコミュニティ主導で、数千人のプログラマーたちが毎日ビットコインネットワークを開発しています。彼らの多くは、余暇にボランティアで開発を行っています。まだ完璧ではありませんが、日々改善されています。今ではクレジットカードでビットコインを買うことも可能。

ビットコインを使っても安全かという質問の答えはイエスです。しかしそれは、読者の皆様がどれだけセキュリティを管理できるかにもかかっています。

ビットコインを使うのは安全なのか?

爆上げの仮想通貨を代表するビットコインが誕生してすでに10年が経っています。その歴史のなかで、ビットコインは正しく使用・保管する限りは、信頼できる金融商品であることが証明されました。価値の保存、安全なボーダーレスのP2P送金、アクセス性に関して高い安全性を持っています。

ビットコインのハッキングを取り巻く悪いニュースを思い出す人もいるかもしれませんが、そのほとんどは、ビットコインプロジェクトそのものではなく、外部サービスを狙ったものでした。トラブルの原因は取引所、ウォレット、秘密鍵管理サービス、仮想通貨上場予定プロジェクトなど、第三者が運営するサービスのセキュリティ欠陥で、プロトコル自体は最先端の攻撃にも耐えられるほど頑丈です。とくにビットコインカジノは、強固なセキュリティと匿名参加が可能なシステムを提供し、利用するユーザーは激増しています。

ビットコイン以外のアルトコインについても、資産を守るにはなんらかの知識が必要です。それと同じように、ビットコインのユーザーも、いくつかの知識を持っておく必要があります。それは、ビットコインの価格変動、安全な保管方法、第三者サービスを使うリスク、ハッキングなどのサイバーセキュリティの脅威などです。

逆に、ドルやその他の従来型の金融資産の安全性を疑う人々もいます。マネーロンダリングやその他の犯罪活動は、実際のところ暗号通貨ではなく従来型の通貨で行われることのほうが圧倒的に多いのが現状です。また、従来の金融システムはバブルや危機に陥りやすいことが証明されており、政府の後ろ盾を持つ法定通貨は、時間の経過とともに価値が大幅に下落する傾向もあるからです。

Is it safe to use bitcoin dollar

自分の資金を自分で守らなければいけないという人(例えば、政府や銀行を信頼しきるのは危険だと考えている人)は、暗号通貨を利用することで安心が手に入るかもしれません。とはいえ、ビットコインはまだまだ発展途上の技術なので、扱い方を覚えるには時間と労力が必要です。

では、ビットコインを安全に扱うにはどうすればいいのでしょうか?

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ビットコインを安全に保管するには?

ビットコインのセキュリティを最大限有効に活用するためのポイントは以下です。

「秘密鍵」を大切に保管する

ルールその1:ビットコインにアクセスしたり使用したりするためのパスワードである「秘密鍵」を大切に保管すること です(ウォレットの選択についての詳細は、このリンクを参照してください。)。秘密鍵が安全で、他の誰もそれにアクセスできない場合、あなたのビットコインは安全です。しかし、もし秘密鍵を紛失してしまうと、あなた自身でさえも資金にアクセスできなくなることを覚えておいてください。イーサリアム(ETH)リップル(XRP)といった有名な仮想通貨についても同様の方法で保管できあます。

自分の資金にアクセスするための銀行口座として機能するので、自分に合った信頼性の高いウォレットを選びましょう。オンラインで保管するか、オフラインで保管するかも重要な判断軸です。

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LedgerとTrezorによる安全なBitcoinハードウェアウォレット。

交換と支出

ビットコインを使ったり、他の仮想通貨トークンを購入したりする際には、最も信頼性が高く、信頼できるサービスを選ぶことが重要です。銀行カードを使って詐欺の被害に遭った場合、法律や規制によって損失を取り戻せるかもしれませんが、ビットコインにはそうした保護はまだありません。また、ビットコインでの支払いは取り消しできないことを覚えておいてください。2,222円支払うべきところを誤って22,222円支払ったり、間違ったアドレスにビットコインを送ってしまったりした場合、受け取った人が善意で送金し直してくれるのに頼るしかありません。第三者(ビットコインプロジェクトや、取引所など)も助けることができないのです。

匿名性の問題

ビットコインに匿名性があると聞いたことがあるでしょうか? これは部分的には正しいのですが、部分的には間違っています。ネットワーク上の取引はオープンで、あるウォレットにいくらビットコインが移動したかは誰でも追跡することができます。一方で、ウォレットの所有者情報は公開されていませんから、ビットコインのウォレットと取引は、個人データや身元にはリンクしていません。そういう意味では、匿名だと言えます。
しかし、所有者の身元を確認する別の方法があります。例えば、仮想通貨ICO(イニシャル・コイン・オファリング)参加のため、取引所に登録する場合、身元を明らかにすることを求められるかもしれません。そうすれば、取引所からのすべての取引が、ウォレットにさかのぼって追跡される可能性があります。それでも、より強力なプライバシーを必要とする場合は、TORブラウザやその他のプライバシーソリューションをご利用ください。プライバシーを重視したビットコインウォレットや、Dash、Monero、Zcashのようなプライバシーと匿名性の機能を統合した他の暗号通貨も多数あります。

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仮想通貨ハッキング

その他のビットコインのリスクはややコントロールが難しいですが、まだまだ技術は発展途上なので、それらを知って最新のニュースを追うことが大切です。

理論上のリスクとして上げられるのが、ビットコインのブロックチェーンの51%に対して攻撃が行われる可能性です。理論的には、ビットコインの採掘者のグループがビットコインブロックチェーンを実行しているすべてのハッシュパワーの51%以上を支配していた場合、彼らは最新のトランザクションのいくつかをなかったことにしまうことができます。

実際、2014年には、マイニングプールGhash.ioがビットコインネットワーク全体の51%を手に入れようと近づいた瞬間がありました。しかし、その後、プールの一部のメンバーが自発的に去り、そのシェアと影響力を減少させることで危機は回避されました。

ビットコインの専門家は、「51%の攻撃」を行うためには、攻撃によって得られる利益を上回るコストがかかるため、実行されることはあり得ないと言います。彼らはブロックチェーンの99%以上のユーザーにはほとんど害を与えないだろうと考えています。このような攻撃は、ビットコインを盗んだり、古いトランザクションを変更するために使用することはできません。直近のトランザクションにしか影響を与えられず、ネットワークの効率も乱れてトランザクションが進まない可能性も高いため、影響を受けるトランザクションはごくわずかです。また、改竄されたブロックチェーンは、ビットコインコミュニティによって迅速に修正されます。最大のダメージはむしろ、暗号通貨のイメージ低下かもしれません。

ハッキングのリスクは暗号通貨取引所をねらったもののほうが大きいと言えます。ご存知のように、仮想通貨ローンチの増加に伴い、取引所の多くが定期的にハッキング攻撃を受けていますが、規制されることなく営業し続けています。

ビットコインネットワークのハッキングの脅威は、現在のコンピュータよりもはるかに強力な量子コンピュータが登場すればより大きくなるかもしれません。しかし量子コンピュータの登場までにはまだ何年もかかると言われていますし、たとえ量子コンピュータに攻撃を受けても耐えられる方法がすでに開発されています。

仮想通貨規制の動向

もう一つの見逃せない問題が、規制です。より多くの国がビットコインの法律を導入し始める可能性があり、これは暗号通貨の購入方法や使用方法、法的・税的な影響に影響を与える可能性があります。悪いことばかりではありません。権利や保護、法的な扱いの明確化、仮想通貨プレセールの事例増加など、ポジティブな影響がある可能性もあります。

この記事でお伝えした注意事項に加えて、将来性の高い仮想通貨として知られる、ビットコインのセキュリティの仕組みを理解しましょう。ビットコインのセキュリティルールとしてよく知られる項目を守れば、より安全で安心してビットコインを利用できる可能性が高いでしょう。

ビットコインは、これまでにあった貨幣制度のなかでも最も高い安全性を持っています。にもかかわらず、世間から危険なイメージを持たれてしまっているのは、第三者サービスやユーザー個人が、適切な安全対策を行えていないためです。みんなで安全な使い方を広めましましょう。