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Cryptotagレビュー(2020年): シードをバックアップするための最良の方法は?

ハードウェアウォレットのシードフレーズをどう守るかは、暗号通貨投資家にとって重要な課題です。多くの人々は、暗号資産の保護はすべて自己責任であると知ると…

Cryptotag Review cryptonews

ハードウェアウォレットのシードフレーズをどう守るかは、暗号通貨投資家にとって重要な課題です。多くの人々は、暗号資産の保護はすべて自己責任であると知ると、パニックに陥ります。

シードフレーズを印刷したり、紙の一部をラミネートすることをすすめる人もいます。しかし、それらには長期間の保存に耐えうるような耐久性はありません。シードフレーズのメモを紛失し、大量の暗号資産を失うようなことはしたくないはずです。

ラミネートするよりももっと耐久性の高い代替品が存在しますが、Cryptotagはその中でも最も優れたものの一つです。このレビューでは、その品質、使い勝手、デザイン、そして価格に見合う価値があるかどうかを見ていきます。

概要

項目仕様・サイズ
寸法(パッケージ)35 x 26 x 9 cm
寸法(本体×2枚)11.3 x 6.8 x 0.6 cm
重量(パッケージ)3.6 kg
重量(本体×2枚)277 gram
枚数2
バックアップできる単語数48単語 (24単語×2枚)
素材チタン
耐熱温度1660 °C
互換性BIP39規格のハードウェアウォレット
Ledger, Trezor, Keepkey, Jaxx, Bitcoin Walletなど) 

Cryptotagとはどんなもので、どんな見た目で、どのように使用するのかについては、ビデオレビューをご覧ください。

クリプトタグの長所と短所

長所

特別なコールドストレージソリューション:コンピュータ技術と別の観点で、ほぼ破壊不可能です。チタン素材は耐火性、防水性、耐腐食性、耐浸食性、物理的損傷性に優れています。シードフレーズをバックアップする手段として、Cryptotagaは最も耐久性のある方法の1つです。心の平和が保証されます。
簡単に使用できる:熟練した彫刻家になったような気になれます。工夫されたプレートと文字版のおかげで、シードフレーズを簡単に彫れます。彫刻の経験がなくても、さほど時間がかかりません。
コスパ:169.99ユーロ(〜190ドル)で、チタンプレート2枚、彫刻用26ビット、鉄床(かなとこ)、ハンマー、耳栓、マッチのパッケージがもらえます。さらに、購入時にコード”CRYPTONEWS”を入力すると、5ユーロが割引かれます。
細部へのこだわり:パッケージも製品も上質です。ぜひCryptotagを手にして、箱を開けてみてください。


短所

万人向けでない:Cryptotagは、ハードウェアウォレットで高額な資産を管理したい人に向く製品です。1000ドル未満の資産を管理するにはオーバースペックです。その場合は、一般的なハードウェア、ソフトウェア、あるいはペーパーウォレットで十分です。
Cryptotag自体を安全に保管する必要があるのは変わらない:Cryptotagはコールドストレージなので、Web経由でハッキングすることはできません。しかし、Cryptotagそのものを盗むことは可能です。そのため、誰にも知られないように安全に保管しておく必要があります。さらに安全性を高めたいなら、Trezorを使用して25番目の単語を有効にするか、Ledgerでウォレットを使用している場合は余分なパスフレーズを設定することです。こうしておけば泥棒にCryptotagを盗まれたとしても、資金にアクセスされません。
再利用できない:スターターキットに含まれるプレートでは、48単語しか記録できません。変更を行う必要がある場合や、資金を移動してハードウェアウォレットをリセットしたい場合は、後からプレートを追加注文する必要があります。セキュリティと再利用性はどうしてもトレードオフにならざるを得ず、Cryptotagの企画者は前者を優先してつくりました。

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Cryptotagとは?

Cryptotagは、ハードウェアウォレットのシードフレーズを刻印するために作られたチタンプレートです。アムステルダムに位置するオランダの企業「Cryptotag」によって設計されました。Cryptotagは、デジタル資産のセキュリティを向上してくれます。LedgerやTrezorのようなハードウェアウォレットで高額な暗号資産を管理している場合は、バックアップフレーズを保護する方法として検討してみても良いかもしれません。

CRYPTOTAG REVIEW 2019

CRYPTOTAGは、チタンプレートにシードフレーズを彫刻するためのツールキットです。BIP39規格に準拠して設計されています。シードフレーズをすべて打ち込めるよう設計されており、各シードの4文字を彫ることができます。

チタンプレートは、耐火性、防水性、防弾性があり、空気圧ハンマー、プロファイル曲げ、金属ローラー、高圧、その他の負荷に対して高い耐久性があります。他の物質が破損したり融解したりするような過酷な環境下でも、シードフレーズを読み取り可能なまま保ちます。

CRYPTOTAGツールキットには、シードフレーズを彫刻するのに必要な道具がすべて付属しています。CRYPTOTAGオリジナルのハンマーと鉄床、彫刻に必要なその他の道具(古い紙の種を燃やすためのマッチまで)が含まれます。すべての道具がしっかりとデザインされており、開封してすぐに品質の良さを実感できるでしょう。デザインのインスピレーション源は、暗号技師、エンジニア、金属労働者、デザイナー、航空整備士やレーシングカーエンジニアなどです。


開封

CRYPTOTAGが届くと、まず箱の大きさに驚きます。内容物は以下です。

  • ハンマー
  • 2枚のクリプトタグプレート
  • 文字版(アルファベット26文字分)
  • 鉄床
  • 耳栓
  • マッチ

箱を開けること自体が楽しい体験です。CRYPTOTAGチームが細部までこだわってつくっていることがわかります。

CRYPTOTAGに彫刻する手順は、誰でも簡単にできるように作られており、30分ほどで完了します。以下は、その方法についての簡単なビデオです。

デザイン

CRYPTOTAGは、プレミアムなデザインの製品です。文字版のような小さなパーツを含め、全てのパーツにCRYPTOTAGのロゴや名前が入っており、高級感のあるデザインに仕上げられています。

チタンプレートの重さは約94gで、持ちやすいサイズです。前面にはCRYPTOTAGの名前とロゴが入っています。各プレートの上部にはウォレットIDのチェックボックスがあり、プレートを区別するために2つのサインを残すことができます。よりセキュリティ性を高める使い方として、各プレートの半分(1-12または13-24)を異なるウォレットに使用することもできます。この方法なら、誰かにCRYPTOTAGプレートの1つを奪われても、もう1つのプレートがなければ全体のシードフレーズが分からず、ウォレットにアクセスされません。当然のことながら、両方のプレートは別の場所に保管する必要があります。

Cryptotag Review Unboxing

鉄床とハンマーはタグ本体とちがって重く、3.6キロのパッケージ重量の大部分は、この2つが占めます。ハンマーは手にぴったりとフィットし、ゴム製のグリップのおかげでホールド感も良好です。重量は2ポンド(900グラム)ほど。もし他にハンマーを持っていないのなら、タグを彫った後も別の用途に使えます。一方、鉄床は他の用途に使うことはほとんどないでしょう。チタンプレートが動かないようぴったりハマるよう設計されており、簡単に文字を打ち込むことができます。

各文字版には、4つの側面のうち1つの面にCRYPTOTAGのロゴが刻印されています。刻印するときは、このロゴが自分の方を向いていることを確認してください。そうすることで、文字が横になったり、逆さまになったりすることはありません。

CRYPTOTAG how to set up review
出典:Cryptotag.io

さらには、紙のシードコピーを燃やすためのマッチまであります。もちろん、燃やす必要はありませんが、CRYPTOTAGという体験を印象的にすることに一役買っています。

サイファーパンクであり、開発者であり、ビットコイン提唱者であるジェームソン・ロップは、CRYPTOTAGのデザインを賞賛してこう言いました。

「箱を手にした瞬間、その重厚さに感銘を受けました」

以上のように、CRYPTOTAGは、シードフレーズのための最高グレードのセキュリティソリューションです。

CRYPTOTAG REVIEW matches
CRYPTOTAG のマッチ

耐久性テスト

シードフレーズのバックアップソリューションを購入する際に重要な決め手となるのが、どの程度の耐久性を持っているかということです。この点はCRYPTOTAGの設計者も特に重要視したポイントで、CRYPTOTAGのWebサイトにテスト設備のページを用意し、CRYPTOTAGの耐久性を確認することができるようにしました。

CRYPTOTAGチームは、このデバイスが最も過酷な条件に耐えられることを示しています。その例としては、以下のようなものがあります。

  • トーチランプ
  • 鍛冶用の炎
  • 直火
  • 密閉窯
  • 1665 °C (3029 °F) までの温度
  • 空気圧ハンマー
  • プロファイル曲げ
  • 金属ローラー
  • 高圧試験
  • 砲撃(9MMバレッタ、グロック、CZスコーピオンSMGで10mから撃った)

以上のテスト結果から、5年後も10年後も25年後も、シードワードが読めるままであることはまず間違いありません。

Cryptotag starter kit review

結論:CRYPTOTAGは金額だけの価値があるのか?

CRYPTOTAGは、セキュリティ対策に真剣に取り組むすべての人のためのプレミアムなシードバックアップソリューションです。現在、スターターキットは169.99ユーロで、24ワードのシードフレーズを2つバックアップすることができます。より多くのウォレットをバックアップする必要がある場合は、追加の€99で2つの追加プレートが購入できます。注文時には、コード”CRYPTONEWS”を入力して割引を受けることもお忘れなく。

CRYPTOTAGは、高額な暗号資産を保存する人にとっては、金額に見合うだけの素晴らしい価値を持っています。CRYPTOTAGを利用することで、安全を確保することができます。

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