ウォルマートのフェイクニュースでライトコインがポンプ&ダンプ

Fredrik Vold
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時価総額で12番目に価値のある暗号通貨であるライトコイン(LTC)は、米小売大手のウォルマート社がライトコインと「主要なパートナーシップ」を結んだとする偽物と判明したニュース報道を受け、本日1時間足らずで36%以上の上昇を見せました。

この報道は、ウォルマート社のプレスリリースとして発表されたもので、ビジネスニュースのCNBCやロイターなどでも取り上げられ、いずれも当初は本物の記事として報道されていました。CNBCはその後の訂正で、Walmart社の広報担当者が “このプレスリリースが本物ではないことを確認した “と書いています。

この偽のプレスリリースの出所はまだ不明です。

このニュースの直後、Coinbaseではライトコインの価格が174米ドルから237米ドルへと急上昇しましたが、その後、ほとんどすべての上昇分を戻しました。UTC(世界時)14:40には、LTCはまだポンプ開始前から約4%上昇しており、181.60米ドルで取引されています。

さらに、このフェイクニュースは、より広範な暗号市場にも影響を与えたようで、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)の両方がニュースの時点で上昇した後、LTCが売られたのと同じ時間帯である13:45 UTC頃に反落が始まりました。

Litecoin on the left, bitcoin on the right. Source: TradingView.

同様に、Walmart社の株価も、ニューヨーク取引において、UTC13:30(米国東部時間09:30)にフェイクニュースが発表された時に株式市場の開始が重なっていました。しかし、株価はすぐに下降し、現在は始値より0.9%低い145.5米ドルで取引されています。